日本史・That's雑談
第16回 主題 
挨拶について


みなさんこんにちは。
ひのもとあや
よろしく〜。
りょうこ
まいど、よろしゅうに。
赤字屋サバ
おこんにちはでござる
伊塚光五郎
みなさんいろいろな挨拶の仕方をなさってますね。
ひのもとあや
挨拶にもそれぞれ特色があっておもろいでんな。
赤字屋サバ
「挨拶」←これ、なんて読むんですかな?
伊塚光五郎
「あいさつ」! 人に聞く前に辞書引けや!
赤字屋サバ
はい、いつもの校長のボケが出たところで、
今日はこの「挨拶」について語ってみたいと思います。
ひのもとあや

挨拶の意味 [名](スル)
《「挨」は押す、「拶」は迫る意で、
本来、禅家で門下の僧に押し問答して、その悟りの深浅を試すこと》

人に会ったときや別れるときなどに取り交わす礼にかなった動作や言葉。
「―を交わす」「時候の―」

会合の席や集会で、改まって祝意や謝意などを述べること。また、その言葉。
「来賓が―する」

相手に対して敬意や謝意などを表すこと。また、その動作や言葉。
「転勤の―」「なんの―もない」

(「御挨拶」の形で)相手の非礼な言葉や態度を皮肉っていう語。
「これは御―だね」

やくざや不良仲間で、仕返しをいう語。

争い事の中に立って仲裁すること。また、その人。
「―は時の氏神」

応答のしかた。口のきき方。

人と人との間柄。仲。

挨拶の本来の意味は、
お坊さん同士が相手の悟りの深さを測るために問答することだったんですね。
ひのもとあや
つまり相手がどれだけ悟ってるかを調べるための会話のことですね?
りょうこ
せや。
つまり挨拶がキチンとでけへんやつは、
人間としても悟りがひらけてない未熟者や
、ちゅうこっちゃ。
赤字屋サバ
ならワシは「あいさつ」ができるから未熟者じゃありませんな。
伊塚光五郎
「挨拶」も漢字で書けへんやつがエラそうに言うな!
赤字屋サバ
ですから上の「挨拶の意味」のなかで、

やくざや不良仲間で、仕返しをいう語。

というのがありますが、
これは本来の意味を完全にはき違えてますね。
ひのもとあや
やくざや不良仲間なんちゅうんは悟ってるはずないから、
「挨拶」いう言葉を使うこと自体ちゃんちゃらおかしいわな。
赤字屋サバ
なんか笑っちゃいますね。
りょうこ
さあ、挨拶の意味がわかったところで、
次にいろいろな挨拶の言葉を勉強してみましょう。
ひのもとあや

おはようございます

こんにちは

こんばんは

さようなら

ありがとう
→お早よう

→今日は

→今晩は

→左様なら

→有り難う

まずは「おはようございます」。
これは「お早く起きて、健康でよろしいですね」
を省略した挨拶です。
ひのもとあや
せやから「おはよう」は本来、
朝早く起きたときに使う挨拶やね。
赤字屋サバ
では早く起きなかった時は「おそ(遅)ようございます」
ですな。
伊塚光五郎
んな挨拶あるか!
遅く起きた時は「こんにちは」でエエねん!
赤字屋サバ
その「こんにちは」ですが、
これは「今日(こんにち)はいい日で結構ですね」
を省略した挨拶です。
ひのもとあや
「今日(きょう)」を丁寧に言うと「こんにち」やからね。
赤字屋サバ
今日がいい日じゃなかったら、
「今日(こんにち)は悪い日で結構ではありませんね」
を省略した言葉ってことですな。
伊塚光五郎
またそういう屁理屈を言う!
赤字屋サバ
夕方頃は「こんばんは」って言いますよね。
これは「今晩はいい夜になりましたね」っていう意味ですか?
りょうこ
その通り。
ひのもとあや
「今日も無事に終わっていい晩ですね」
ちゅう意味もあんねん。
赤字屋サバ
それから「さようなら」。
これは「そういう事なら失礼します」を省略した挨拶です。
ひのもとあや
「左様なら(そういう事なら)」ってことですね?
なんか時代劇の人が使ってる言葉みたい。
りょうこ
「さようなら」いう挨拶をする時は、
みんな時代劇の言葉を使ってるわけやからね。
そう考えるとおもろいやろ? りょうこはん。
赤字屋サバ
ワシは昔から時代劇の言葉を使ってますからのう。
別に面白くもなんともありませんな。
伊塚光五郎
アンタが口はさむと話が進まんねん!
黙っとき!
赤字屋サバ
左様なら(そういう事なら)、黙っておきますゾイ・・・
伊塚光五郎
ありがとう」はどうですか?
りょうこ
「有り難う」ですね。
これは「有り得ないことをしていただいて感謝しています」
の省略です。
ひのもとあや
「有り難い(有り得ない)」→「有り難う」
と変化したわけですね。
りょうこ
せや。
よう若い子が「有り得なーい!」とか言っとるけど、
これは「ありがとう」と言ってるのと同じこっちゃねん。
赤字屋サバ
今は「有り得ないっつうの!」って言うんですぞ。
「花より男子」でそう言ってましたゾイ。
伊塚光五郎
んなこと、どっちゃでもエエわい!
赤字屋サバ
ここで注意してほしいんですが、
すみません」という挨拶がありますよね。
これは相手に迷惑をかけて、
自分の気が「済まない」時に使う挨拶です。
ですから人にほめてもらった時や、
善意で相手に何かしてもらった時は「ありがとう」なんです。
ひのもとあや
そうだったんですか。
りょうこ
「申し訳ありません」というのもあるわな。
これは「言い訳できません」やから、
「すみません」と同じ時につかう挨拶やねん。
赤字屋サバ
いい若ぇもんが言い訳。
伊塚光五郎
つまらんこと言うな!
赤字屋サバ
あとは食事の時の「いただきます」「ごちそうさま
というのもありますね。
これはご飯を食べるときに、
その材料を作ったお百姓さんなどに感謝するため、
口に出す挨拶です。
「感謝していただきます」
「おいしいごちそうを提供していただき、ありがとう」
の省略です。
ひのもとあや
こうして勉強すると、
挨拶ってひとつひとつにすばらしい意味があるんですね。
感動しました。
りょうこ

挨拶の歴史

では挨拶というものはいったいいつから始まったのか?
これを語ってみたいと思います。
ひのもとあや
挨拶の習慣そのものは、
おそらく古くからあったんやないかと思うけどな。
赤字屋サバ
ブロントサウルスはあの長い首をタテに振って、
丁寧に挨拶していたそうですぞ。
伊塚光五郎
恐竜の時代からかいな!
んなわけないやろ!
赤字屋サバ
ティラノサウルスは「いただきます」の挨拶をする前に、
相手を食べちゃったとか。
伊塚光五郎
もうエエわ!
赤字屋サバ
「挨拶」という言葉は禅からきてますから、
正式に挨拶が始まったのはおそらく、
禅宗が広まった鎌倉時代あたりからでしょうね。
ひのもとあや
せやろね。
そして室町〜江戸時代あたりで、
庶民にも普及したんやないやろか?
赤字屋サバ
よけいなもんが普及してしまいましたのう。
伊塚光五郎
なんぞ文句があるんかい!?
赤字屋サバ
挨拶ってそんな昔からあったんですね。
勉強になりました。
りょうこ
挨拶は日本独特の「言霊」というものと、
結びついていると言われていますね。
ひのもとあや
つまり挨拶いうんは呪文の言葉みたいなもんや、
ちゅうこっちゃ。
赤字屋サバ
なるほど。
「挨拶はみんなを気持ちよくさせる呪文」
ですね。
りょうこ
せや。
そう考えたら、自然に挨拶しとうなってくるやろ?
人と人がふれあう時に挨拶すれば、
その日一日が気持ちよう過ごせる、いうもんなんや。
赤字屋サバ
なら提案!
人と人がふれあう場所である「改札口(かいさつぐち)」を、
「挨拶口(あいさつぐち)」としたらどうでしょうかのう?
伊塚光五郎
ダジャレかいな!?
でも「挨拶口」、ちょっといい呼び方かもしれへんな。
赤字屋サバ
でござろう?
伊塚光五郎
校長にしてはいい提案ですね。
りょうこ
「改札口は挨拶口」、
標語ができましたね。
それでは今日はこの辺で「左様なら」
ひのもとあや
さようなら〜!
りょうこ
ホナ、さいなら。
赤字屋サバ
バイバイキ〜ン。
伊塚光五郎
最後くらいちゃんと挨拶せえや!
赤字屋サバ


今回の結論

「挨拶は 生きてくための 免許証」

↑私が昔作った標語です。
挨拶できない人は生きていく資格がない、
という皮肉をこめたつもりです。

今日、人とのコミュニケーションがヘタな人が増えているようです。
そのため、ちょっとしたことで傷ついたり傷つけられたり。
そんな殺伐とした人間関係を修復するツールが、
挨拶ではないでしょうか。

挨拶というのは一つ一つに意味があります。
しかもみんなを気持ちよくさせる呪文でもあります。
こういう便利なツールをうまく使って、
明るい世の中をつくっていこうではありませんか。




ひのもとあや先生
推薦
人を惹きつける会話にそのまま使える「漫才de日本史」
有料メルマガが配信されています。
(第一回は☆旧石器・新石器・縄文時代)

いままで公開してきた
日本史コンテンツ作りのテクニックを
集大成したメルマガです。
購読料は368円/月(税込)ですが、
申込み当月は無料になっておりますので、
一か月分はタダでお読みいただき、
面白かったらそのまま継続して
購読していただけたら幸いです。
(月二回発行・増刊号もあり)

下のバナーをクリックして、
まずは会員登録(無料)してみてください。


(もっと詳しく知りたい人はこちら)

PR)
お近くの書店でお受取りなら
手数料無料!!

トップにもどる目次にもどる